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先日突然WordPressの2段階認証にログインできなくなり、パスコンやブラウザを変えたり、スマホでログインしてみたりするなど、いろんな方法を試しましたが、だめでした…
ネットでさんざん調べても似た症状がなく、かなり困っていました。最後、もしかして「Google Invisible reCaptcha」プラグインが悪さしているかもと疑い、サーバーから停止したらうまくログインできるようになったので、解決方法や設定変更手順などをご紹介します。
この記事で分かること
- サーバーから特定なプラグインを停止させる方法
- WordPressの2段階認証ログイントラブルの回避策:「Google Invisible reCaptcha」の設定変更
- WordPressの2段階認証の導入方法:無料プラグイン「Wordfence Security」
この記事の信頼性
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2段階認証ログイントラブルの症状:認証コード入力画面が一瞬で消える
では、まずどんな症状かをご紹介します。
通常であれば、以下の図のように、WordPressのユーザー名とパスワードを入力したら、右側の2段階認証コード(2FA Code)を入力してログインできるはずです。
ただし、先日の症状としては、左側のWordPressのユーザー名とパスワードを入力して、一瞬右側の2段階認証コード入力画面に切り替えたものの、1秒も経たないうちに再び左側の画面に戻ってしまい、再度ユーザー名とパスワードを入力しても同じ現象が繰り返して、ログインできない状態が続いていました。
解決方法:サーバーから「Google Invisible reCAPTCHA」プラグイン停止
いろいろ試した結果、ログインできない原因は、「Google Invisible reCAPTCHA」プラグインの設定問題でした。
「Google Invisible reCaptcha」はどんなプラグイン?
以前の記事、「【まとめ】7記事でグーグルアドセンス申請・翌日審査通過!までの道のりと記事作成の方針」でも、「Contact Form 7」というプラグインを使って、お問い合わせページを設置したうえ、さらにスパム対策として、Googleが出している「Invisible reCaptcha」というプラグインも入れました。
以下の図のように、「Invisible reCaptcha」と「Contact Form 7」の連携は非常に簡単で、「Invisible reCaptcha」の設定画面に「Contact Forms」>[Enable Protection for Contact Form7]のところに✅を入れるだけです。
あらかじめGoogle reCAPTCHA にてサイトキー(Site Key)とシークレットキー(Secret Key)を取得する必要があります。
設定が終わると、下の図の左下のようなマークが出て、保護されている感じです。
2段階認証コードの入力できない「Invisible reCaptcha」の問題箇所
実はこの「Google Invisible reCAPTCHA」プラグインは非常に強力で、お問い合わせページのスパム対策だけでなく、下の図のように「WordPress」設定欄にすべて✅を入れれば、WordPressのログインやサインアップ、コメント欄などに対しても常に監視してくれます。
ただし、「Wordfence Security」プラグインを入れて、WordPressの2段階認証を構築しているのであれば、上の図の赤丸で囲っている「Enable Login Form Protection」のところに✅を入れると、僕みたいに2段階認証の認証コードを入力できず、WordPressにログインできない恐れがあるので、✅を外しましょう。
サーバーから「reCAPTCHA」プラグイン停止方法
では、僕みたいにすでに「Wordfence Security」でWordPressの2段階認証を構築した後、「Google Invisible reCAPTCHA」プラグインを入れて、かつ「Enable Login Form Protection」のところに✅を入れて、ログインできなくなってしまった場合、サーバーから「reCAPTCHA」プラグインを一旦停止すればログインできるようになります。
具体的に見てみましょう。
僕は一番人気があると言われているエックスサーバーを使用しているので、エックスサーバーでの設定方法をご紹介します。他のサーバーも恐らくやり方が似ているので、参考できると思います。
サーバーにログインして、プラグインのあるディレクトリに移動します(僕の場合は以下のディレクトリとなっています)。
/サーバー名/public_html/wp-content/plugins/
「Invisible reCAPTCHA」を見つかったら、ヘッダーエリアにある「名前変更」をクリックし、プラグインの名前を変更します(下図ご参照、僕は「invisible-recaptcha-2」にしました)。
これで、「Google Invisible reCAPTCHA」プラグインが無効になり、WordPressも無事ログインできるようになりました。
「Google Invisible reCAPTCHA」プラグインの状態も無効になっていることが確認できます。
ただし、ここではまだ有効化せず、次のステップに行きましょう。
「reCAPTCHA」プラグイン設定変更・復活方法
以下の3ステップで「reCAPTCHA」プラグインを設定変更し、復活させます。
「reCAPTCHA」の復活方法
- まず、WordPressに無事ログインし、「Google Invisible reCAPTCHA」の設定変更が終わったら、上の手順と同じく、プラグインの名前を「invisible-recaptcha-2」からもとの「invisible-recaptcha」に変更します。
- そして、WordPressのプラグインの中から、「Google Invisible reCAPTCHA」を有効化させます。
- さらに、上で話したように、「Google Invisible reCAPTCHA」の「Enable Login Form Protection」のところに✅を外します。
これで、WordPressの2段階認証のログイントラブルを完全に解決することができました。
おまけ:WordPressの2段階認証はなぜ必要?無料で実現する方法⇒「Wordfence Security」プラグイン
まず下の図をご覧ください。
これは記事執筆時に「Wordfence Security」プラグインがブロックしてくれたトップ5の不正アクセスのスクショです。
ご存知のように、WordPressが世界中に広く使われており、サイトの6割以上がWordPressで作られるようになったと言われています。
また、自分のサイトが何者かによって乗っ取られた話もよく耳にします。
そこで、セキュリティ分野でよく活用される2段階認証の手法をWordPressにも導入しようと考えるようになり、いろいろ調べて比較した結果、不正アクセス遮断及び2段階認証を簡単かつ無料に導入できる「Wordfence Security」プラグインを入れました。
「Wordfence Security」プラグインは強力すぎて、また信頼できるデバイスにおいて30日間認証コードが要らないなどの設定もいろいろできるので、機会があればまた詳しくご紹介します。
まとめ
以上、先日出遭ったWordPressの2段階認証にログイントラブルの解決方法をご紹介しました。
同じ症状の方にとって、少しご参考になることができれば嬉しい限りです。
それでは、またお会いしましょう〜♪