Excel初心者から中級者までシリーズ よく読まれている記事一覧

Excel(エクセル)初心者が押さえるべき用語まとめ【Excel初心者から中級者までシリーズ①】

Excelスタート画面から空白のブックを作成

初心者にとって、Office Excel(エクセル)は機能が多く複雑そうで、IFやVLOOKUPなどの関数、プルダウンや相対参照・絶対参照・複合参照等難しい用語や独特な言い回しがいっぱいで、なんだか難しいイメージがあって、敬遠してしまう方がいらっしゃると思います。

しかし、実際は想像するほど難しくありません。学習する順番と上達のコツを掴めば、必ずマスターすることができ、仕事や学習の効率化につながると断言できます!

このシリーズ(【Excel初心者から中級者までシリーズ】)は、Excel知識ゼロから体系的な学習を経て、普段の仕事や学習・生活において普通に使うことができと思います。

本シリーズの特徴

このシリーズは自分がExcelを学び、仕事などで実際に使ってきた経験の中、初心者にとって押さえておいたほうがいい知識とそれらを覚えやすい順番を自分なりに考え、デザインしているものです。初心者が学んでいく過程で、生じるだろうと思う疑問をいかに早く解消してあげるかを常に念頭に置き、徹底的な初心者目線で書こうと心がけています。

このシリーズの到達点目安

複数のワークシートを含めブックの作成と編集をしたり、データの抽出や並べ替えをしたり、数式を直接入力するあるいは関数の使用による計算をしたり、グラフに変換してデータを見やすく表現したり、印刷設定したりするなど、目的や状況に応じてExcelの主な機能を活用できるようになります。

まず、シリーズの最初に、これからの学習内容の土台作りとして、またExcelの共通言語をある程度知っておく意味で、初心者が押さえるべきExcel用語をご紹介します。

本記事の想定読者:全くのExcel初心者

この記事は以下のような読者イメージで書かせていただきます。

本記事の想定読者

ある程度パソコン操作ができますが、Excel(エクセル)は全く触ったことがない方、あるいは初歩的知識を持っていますが、基礎から体系的に勉強したい方

また、使用するOffice ExcelのバージョンはExcel 2019ですが、Excel 2016やExcel 2013とはそれほど違わないので、あまり問題ないかと思います。

初心者が押さえるべきExcel用語

ブック

まず、Excelを勉強していく過程で、頻繁に出てくる用語の一つが「ブック」です。

「ブック」というのはExcelのファイルのことです。

下のExcelスタート画面の中に、赤い丸で囲っているのは「空白のブック」というアイコンで、つまり新しいExcelファイルを作成することになります。

Excelスタート画面から空白のブックを作成

図1 Excelスタート画面

テンプレート

以下の図の四角い枠で囲っているのがExcelの「テンプレート」といい、Microsoftが予め用意してくれているブックのひな形です。

用途ごとにいろんな種類があって、それぞれあらかじめブックのタイトルや書式、数式が設定されており、そこにデータを入力するだけでブックを作成できる便利なものです。

Excelの各種テンプレート

図2 Excelのテンプレート

 

ワークシート

「図1 Excelスタート画面」の「空白のブック」をそのままクリックすると、以下の画面が出てきます。

Excelのワークシート(デフォルト)

図3 Excelワークシート

赤い丸で囲っているのが「sheet1」という名前の「ワークシート」です。

「ワークシート」は名前の通り、作業するためのシートという意味で、シートの内容により、ワークシート名を変更することができます。また、必要に応じて、ワークシートを追加・削除することができます。

例えば、以下の図4テンプレート「売上請求書の追跡ツール1」の中に、「請求書」「顧客」「請求書 ₋ メイン​​」「請求書の詳細」など複数のワークシートがあらかじめ用意されています。

Excelテンプレート「売上請求書の追跡ツール1」の中にある複数のワークシート

図4 Excelテンプレート「売上請求書の追跡ツール1」の中にある複数のワークシート

つまり、「ブック」というExcelファイルの中、複数の「ワークシート」を作ることができ、それぞれのワークシートの中にデータを入力したり、数値を計算したり、シートを跨って参照したり、いろんな作業ができます。

 

列、行、セル

上の図4の2番目のシート「顧客」をクリックすると、以下の図が出てきます。

Excelのセル、列、行の説明

図5 セル【D4】

赤い丸で囲っている「D列」と「第4行」というのがそれぞれ「列」「行」の番号です。

ワークシートは横方向の「A、B、C、D…」列と、縦方向の「1、2、3、4…」行で構成されているのがわかります。

 

そして、四角い枠で囲っている「中央日本株式会社」は「D列」と「第4行」が交差するところで、「セル【D4】」といいます。

「セル」はExcelでデータ入力や内容編集する際にデフォルトの作業単位というもので、右隣の「内田順」や下の「Contoso 株式会社」も同じくそれぞれ1つのセルです。

つまり、Excelのワークシートはいろんな形や内容のセルによって構成され、それぞれのセルの位置は「●列」と「●行」で特定します。

 

Point

「列」と「行」、「セル」はExcelを使用していく上で非常に重要な構成単位なので、しっかりと覚えておきましょう!

 

その他、テーブルや数式、関数、グラフ、オブジェクトなどの用語はこれから学んでいく中、該当する内容になったらまた詳しくご説明します(今話すと混乱してしまう可能性があるため)。

 

 

その他Officeソフトなどの共通用語

ここまで紹介してきた用語の中、「テンプレート」以外ほぼExcel専用のものですが、これからご紹介するのがExcelのみならず、WordやPowerpoint、Outlook、OnenoteなどのOfficeソフトにも共通して使われている重要な用語です。

リボン、タブ、グループ、コマンド

まず、「リボン」、「タブ」、「グループ」、「コマンド」をセットにご紹介します。

「リボン」はExcel画面の上部を横断する部分で、そこによく使ういろんな種類の操作ボタン(コマンド)があらかじめ用意されています(図6のオレンジ色部分)。

「タブ」はリボンの中、機能のかたまりが大分類され、左から<ファイル>タブ<ホーム>タブ(図6の赤い部分)、<挿入>タブ<描画>タブ(Excel2019から)、<ページレイアウト>タブ<数式>タブ<データ>タブ<校閲>タブ<表示>タブ<ヘルプ>タブがあります。

図6の<ヘルプ>タブの右側に<デザイン>タブが表示されていると気づいている方がいらっしゃるかと思いますが、その上に「テーブルツール」と書かれていて、テーブルなどを編集する際に現れてくるタブです。詳細はまた別途ご説明します。

 

「グループ」は、タブの中に用途の近い複数の機能をまとめているものです。例えば、<ホーム>タブの中に、<クリップボード>グループ<フォント>グループ(図6の薄い青色部分)、<配置>グループ<数値>グループ<スタイル>グループ<セル>グループ<編集>グループがあります。

 

そして、それぞれのグループの中に、いろんな操作ボタンがあり、それぞれ該当する機能(コマンド)が当てられています。例えば、図6の中に、<フォント>グループの中、<フォントの色>という操作ボタンがあり、クリックしたらフォントの色を選択・変更させることができます。

Excelのリボン、タブ、グループ、コマンドの説明

図6 リボン、タブ、グループ、コマンド

 

ダイアログボックス

セルの書式設定など詳細な設定を行うときに、図7の「セルの書式設定」ダイアログボックスのようなダイアログボックスを表示させます。

具体的な起動方法として、<ホーム>タブ→<フォント>グループの右下にある矢印(斜め右下向き)をクリックするだけです。

Excelのダイアログボックスの説明(例:セルの書式設定)

図7 「セルの書式設定」ダイアログボックス

このダイアログボックスはいろんな設定や操作を行う際に頻繁に出てくるものなので、覚えておくといいでしょう。

まとめ

以上、Excelの操作を学んでいく際に、一番最初に押さえておいた方がいいと思う用語をご紹介しました。

ひとまず、これらを覚えておけば、どこの何を指しているかはある程度迷わずにたどり着くことができるかと思いますので、羅列させていただきました。

次回記事【(Excel初心者向け)エクセルの操作フロー(流れ)を分かりやすく解説】では、Excel操作の大まかな流れ(フロー)をご紹介しております。よければどうぞ〜♪

 

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